鍵はスピード/エロール・スペンスJrが敵わなかった男

五輪組でもメダリストではないスペンスに勝った男はたくさんいるが、2戦2勝と完璧に封じたのが、セリク・サピエフ(カザフスタン)である。ロンドン五輪金メダル、その他メダル多数でアマの皇帝といえるほどの存在だがプロにはならなかった。

祖国カザフスタンでは切手にもなっている国民的英雄だ。

これを見る限り、圧勝である。
しかしプロでそのまま通じる勝利ではない。

サピエフは素早い反応速度とジャブでスペンスを全く懐にいれさせない。
中間距離からノーガード状態で素早いジャブを刺しまくる。
ガードを固めたスペンスはこの速いジャブと反応速度に遅れている。

体格差はあれど、マイキーはジャブの名手だ。
スペンスよりも大きくリーチの長いイースターにもジャブは通じまくった。

そしてこの映像を見る限り、スペンスは速くない。
サピエフに完全にスピード負けしている。
やっとインに入っても有効打を倍返しされている。

マイキー勝利の鍵はジャブの精度、スピードでスペンスに勝る事。
打ち合わない、フットワークが鍵となる。

全く無駄がない教科書のようなスタイルを持つマイキーはスペンスをノックアウトするのは無理だろうが、タイミングのカウンターでダウンを奪うかもしれない。

おもえば、ケル・ブルック戦でもスペンスはブルックのスピードに手を焼いていた。
それをフィジカルとプレス、パワーでねじ伏せた。

両者のスピード差に注目だ。

そして、サピエフの後継者といって間違いないのが、ダニヤル イエレウシノフだろう。

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